求人を探すポイント
評判や診療方針
クリニックの求人を探す際にまず注目したいのは、そのクリニックの評判や診療方針です。クリニックの診療科によっては自分が患者として来院して様子をみることができるかもしれません。また、周りにそのクリニックに行ったことがある人がいないか探してみましょう。実際の雰囲気を聞くことができます。インターネットを使って評判を検索するのも一つの方法です。このような患者目線の評価は、職場の雰囲気をつかむのに役立ちます。クリニックのホームページがある場合は忘れずにチェックしておきましょう。診療方針や院長のあいさつなどから、自分に合う環境かどうかを見極めることができます。
可能なら職場見学を
次に、院長やほかのスタッフとの相性が合うかを確認することが重要です。クリニックは規模が小さいので、相性が合わないと一気に働きづらくなってしまいます。とはいえ、求人情報や面接だけでそこを判断するのは難しいので、可能であれば職場見学をさせてもらいましょう。実際に働いている人の姿や職場の環境を確認できます。直接問い合わせることもできますし、言い出しにくいのであれば転職エージェントを通じて職場見学希望の旨を伝えてもらうことができます。職場見学をした結果、自分がそこで働くイメージをしっかり持つことができれば問題ないでしょう。
勤務条件について
勤務条件もしっかり確認しておきましょう。まずは残業時間や残業手当の有無を確認してください。診療の終わる時間が終業時間だと思っている方は要注意です。診療が終わってもその後の片づけや清掃などの残務があるので、退勤時間は診療終了時間より後になります。実際の拘束時間はどの程度なのか、何時までの勤務なのかを確認しておく必要があります。加えて、残業になった場合は残業手当の支給があるのかも忘れずに確認しておきましょう。
次に社会保険についてです。規模が小さく従業員の数が少ないので、病院に比べると社会保険の面は弱いかもしれません。特に従業員が5人未満のクリニックは要確認です。従業員が5人未満の場合、クリニック側での健康保険・厚生年金の加入義務はないからです。
出産の予定、または可能性がある人は産休・育休制度についても確認しておきましょう。限られた人員で現場を回しているので、休みを取りづらい環境だからです。産休・育休の取得実績があるかどうかが判断基準になります。
最後は、ブランクのある看護師が復帰する場合に確認すべきポイントです。ブランクのある看護師が復帰しやすい環境ではありますが、決して「即戦力じゃなくても大丈夫」という意味ではないので、ブランクから復帰する場合はクリニック側にきちんと今までの経験やブランク期間について伝えておくことが大切です。
